RegionalRubyKaigi レポート (31) 松江 Ruby 会議 04

RegionalRubyKaigi レポート松江 Ruby 会議 04

最初に

2012 年 9 月 1 日 (土)、松江 Ruby 会議 04 が開催されました。今回は「オープンソースカンファレンス 2012 Shimane」との同時開催という形です。

日時
2012 年 9 月 1 日 (土) 10:00 〜 17:10 (懇親会: 18:00〜20:00)
場所
松江テルサ 4F 大会議室および松江オープンソースラボ
主催
Matsue.rb (まつえるびー) (OSC2012 Shimane のうち、松江 Ruby 会議部分)
後援
日本 Ruby の会
動画による中継 (USTREAM)
http://www.ustream.tv/channel/osc-2012-shimane
公式タグ・ブログ
matsuerubykaigi04
公式タグ・Twitter
#matrk04

開会 (10:00〜10:03)

司会の、きむらしのぶ氏による挨拶でオープンソースカンファレンス 2012 Shimane (と、松江 Ruby 会議 04) 開幕です。

基調講演「Breaking the Wall」(10:03〜10:30)

動画
http://www.ustream.tv/recorded/25099568

まつもとゆきひろ氏の講演です。今回はオープンソースカンファレンス 2012 Shimane との同時開催ということで、オープンソースカンファレンス 2012 Shimane と松江 Ruby 会議 04 の両方の基調講演です。 ご自身の体験を交えながら、現状にそびえ立つ壁を打ち破る重要性・その方法について述べられました。中でもアウトプットしていくことの重要性については強く印象に残りました。問題提起・解決への導き、OSC Shimane と松江 Ruby 会議の両方にとって素晴らしい講演でした。

The Matsue.rb (10:40〜10:55)

動画
http://www.ustream.tv/recorded/25100444

高尾宏治氏 (Matsue.rb) による Matsue.rb の紹介です。Matsue.rb は Ruby に関するいろいろな事を、各自が自由に行いつつ、周りの方々とコミュニケーションをとりつつ時間を過ごす会です。高尾氏からはそういった Matsue.rb の様子の紹介があり、また、高尾氏の講演の後、オープンソースカンファレンス 2012 Shimane と並行して Matsue.rb の定例会を行う旨の告知がありました。

また、Matsue.rb の Facebook グループを作成した旨の告知もありました。このグループは Matsue.rb に参加したことのある人を中心に作成し、グループの参加者以外は非公開となっています。皆さんとのコミュニケーションを図る場として活用して欲しいとの事でした。 この共催の機会に、Matsue.rb に参加してくださる方が増えれば幸いです。

Matsue.rb 定例会 #24.09 (11:00〜15:00)

会場を松江オープンソースラボに移し、定例会を行いました。いつもの通り各自黙々と作業をしたり、ワイワイ話をしたりで過ごしました。いつもと違うのはオープンソースカンファレンス 2012 Shimane の Ustream による中継をプロジェクタに映してあるところでしょうか。

12 時からは希望者で昼食を食べに行きました。昼食時にいろいろな会話ができる、これも Matsue.rb の良いところではないでしょうか。そして、昼からも思い思いに時間を過ごしました。普段より短い時間でしたが、今回の定例会でも質疑応答の機会を活かして、課題を解決することが出来た参加者もいたようです。

Matsue.rb のゆかいな仲間たち (15:25〜16:10)

動画
http://www.ustream.tv/recorded/25106142

Matsue.rb 有志による発表です。高尾宏治氏の進行で普段の取り組みや成果の紹介をしました。

「きっかけは OSC 〜 Matsue.rb で成長」 (岩石睦氏[親]、岩石嶺氏[子])

岩石睦氏と岩石嶺氏の発表です。息子の岩石嶺氏は小学生にして Ruby 技術者認定試験シルバーに合格した、将来有望な若者です。彼の小学 3 年生からの軌跡を紹介されました。ちなみに、Matsue.rb への参加は小学 5 年生からとのことです。Matsue.rb の中で「素数計算」「月齢算出」「元号変換」を行うプログラムを書き、その後は迷路プログラムを作成したとのことです。平成 24 年 3 月 (小学 5 年生の 3 月) の定例会での、高尾氏からの「受験のススメ」をキッカケに認定試験の勉強を始め、めでたくその年の 4 月下旬に合格されました。

高尾氏の感想にもありましたが、小学生で素数計算に興味を持ち、素数を生成するプログラムを作成するというのは、大変な驚きでした。

「るりまの 1/n は Matsue.rb でできています」 (橋本将氏)

るりま (Ruby リファレンスマニュアル) を編集されている橋本氏の発表です。

「るりま」の関連ツールの紹介があり、使い勝手はどんどん向上しているようです。ただ、関連ツールが充実してきた反面、本体のメンテナンスは大変なようです。会場の皆さんへ「るりま」のコントリビュータになって欲しい旨のお誘いがありました。 そして橋本氏自身の「るりま」に対する貢献ですが、今までに約 150 チケットを登録、700 コミットをしたそうです (Matsue.rb 以外での作業を含む) 。これだけ継続してやってこられたのは、非常に素晴らしい事だと思います。 現状の課題の一つとして挙げられていた事の中に、優先度の高いものは対応が概ね出来ているが、優先度の低いものはまだまだ対応出来ていないという事がありました。そこで、重ねて「るりま」のコントリビュータへのお誘いがありました。

定例会では「るりま」のメンテナンスをする橋本氏を見学できます。これも Matsue.rb の魅力の一つです。

「私にとっての Matsue.rb」 (井上裕之氏)

仕事では COBOL、Visual Basic などを扱っている井上氏からの発表です。

プライベートでは Ruby を使っているとのことで、Matsue.rb を学習の場として活用されているそうです。さらに Matsue.rb ではいろいろな方々との交流もあるので、モチベーションの維持にもなるようです。Ruby を活用しながら HTML5 の検証もされているそうで、HTML5 の説明もしていただきました。

話のオチが Ruby ではなく HTML5 になるのが Matsue.rb の懐の深さではないでしょうか。

フリートーク (吉岡隆行氏)

松江市の Web 系会社にお勤めの技術者、吉岡氏のフリートークです。

Matsue.rb へ参加したキッカケは、2011 年 10 月に遡るそうです。Rails の講習会で高尾氏に出会い、そこで Matsue.rb の存在を知ったとのことです。高尾氏のキャラに惹かれて試しに参加したところ居心地が良く、そのまま定期的に参加するようになったとのことです。 その後、自社で作成した PHP 製 CMS を Rails を使った CMS に作り直すというプロジェクトがスタートしたようで、最近は Rails の勉強をされているみたいです。並行して Ruby 技術者認定試験の勉強を行っており、「小学生より高得点」での合格を狙っているそうです。

このようなお話を伺うと、他の参加者との交流・存在がモチベーションの維持に役立っているように感じました。


皆さんの発表が終了した後、高尾氏からの質問に答える形式で、発表者の皆さんが Ruby への思いを語っていらっしゃいました。 オープンソースカンファレンス 2012 Shimane ご来場の皆様に興味をもっていただいて、今後の Matsue.rb 参加のキッカケになればと思います。

ライトニングトーク (16:30〜17:00)

動画
http://www.ustream.tv/recorded/25106885

オープンソースカンファレンス 2012 Shimane と合同のライトニングトークです。

  • 「Software Freedom Day 2012 (2012/9/15 Sat.) をみんなで祝おう」東平洋史氏 (CLU 動態保存会)
  • 「RubyWorld Conference 2012 について」江角治尚氏 (RWC 実行委員会事務局)
  • 「たのしい Labo」佐目元昭氏 (松江市)
  • 「松江 Ruby 会議 05」高尾宏治氏 (Matsue.rb)
  • 「私と OSS」岩石睦氏
  • 「挑戦 LOD チャレンジ 2012」羽鳥健太郎氏 (LOD チャレンジ 2012 実行委員会)

クロージング

景品争奪じゃんけん大会などが開催され、盛り上がったまま閉会しました。

懇親会

オープンソースカンファレンス 2012 Shimane と合同の懇親会です。

マイクを渡された学生が、来年は自らが発表者となりたい旨のアウトプットへの意気込みが語られ、基調講演の素晴らしさを懇親会でも感じられるというような一コマもありました。

Last modified:2012/11/25 19:07:19
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References:[Rubyist Magazine 0040 号] [0040 号 巻頭言] [Rubyist Magazine 九周年] [各号目次] [prep-0040]