札幌 Ruby 会議も 4 回目の開催となりました。札幌 Ruby 会議としては初めて 3 日間開催を行い、参加者のべ 1000 人、うち海外からの参加者も 120 人という、大規模で国際的な Regional RubyKaigi となりました。
本記事では日単位での雰囲気をお伝えするレポートをお送りします。
個別のセッションについては gihyo.jp 様に掲載されている Sapporo RubyKaigi 2012 スペシャルレポート に詳しいレポートがあります。ぜひご覧下さい。
1 日目はスポンサーセッションやサービスを支える基礎に関するセッション、およびスマートフォンのアプリ開発に関するセッションが行われました。最近成長しているビジネス方面からの要請に Ruby と Rubyist がどのように成長して対応しているか、その一面が垣間見えるようなセッションが多かったように感じます。
また、昼には Heroku, Inc によりお弁当や特製タンブラーが配布されており盛況でした。1 日目終了後には札幌市内の 2 会場にわかれてのオープニングパーティを催し、北海道のおいしいものを堪能していただきました。
2 日目には 2 つのキーノートセッションの他、ソーシャルコーディングや Ruby コミュニティについて、Ruby on Rails の部品やライブラリ、関数型プログラミングのエッセンスをさらに Ruby に取り入れる試み、Ruby の内部に詳しく触れるセッションなどが行われました。
昼にはまたやる出張版 toRuby が開催され、標準ライブラリである dRuby と触れあって楽しんだようです。
また、2 日目と 3日目には札幌 Ruby 会議と並行して、ぬ RubyKaigi が開催され、今すぐ役に立ちそうなものから Rubyist の奥深さを感じさせるものまで様々なセッションが盛り上りをみせました。
2 日目終了後には札幌市内で懇親会を行い、おいしいビールや食事を楽しみながらの懇親は、普段シャイといわれている Rubyist が打ち解ける大きなきっかけになっていたようです。
3 日目にはキーノートセッション、Ruby kaja、プログラマ同士やそうでない人とのコミュニケーション、Ruby を用いた開発では既にあたりまえとなったテスト駆動開発や継続的インテグレーション、比較的馴染みがない DCI、自分用や業務用アプリケーションの開発、既にあるコードとの付き合い方やこれから書くコードを良くする方法などのセッションが行われました。
また、昼には try(:english) というピザを食べながらのミートアップが行われ、日本人と外国人が英語で親交を深めました。