書籍紹介『Ruby プログラミング基礎講座』
初稿:2006-02-20
『Ruby プログラミング基礎講座』
- 書名
- 「Rubyプログラミング基礎講座」
- 著者
- 広瀬雄二
- 発行日
- 平成 18 年 2 月 1 日
- 体裁
- A5 1 色刷り 328 ページ
- 定価
- 本体 1980 円+税
- ISBN
- ISBN4-7741-2645-4
プログラミング言語を習得することはコンピュータの原理を一歩踏み込んで理解することにつながります。本書では、プログラミングを始めるにあたって Ruby を紹介しています。プログラミングは難しそうというイメージを持っている人も本書によってプログラミングの楽しさを感じていただけると思います。また、今後ほかの言語を習得するにあたっても役立つ内容になっております。
執筆者より
Rubyist Magazine を読んでいるみなさんはおそらく既にプログラミングを「楽しんで」いることでしょう。みなさんが最初に覚えたプログラミング言語は何ですか。私の場合は BASIC でした。今思えばちっとも構造化されていず、よくあんなものと戯れていた、と思えるほどのものですが、当時の自分にとっては新鮮で、それまで経験したどんなパズルよりも楽しいと感じました。そんな経験はみなさんにもあるでしょう。
幸せなことにこれからプログラミングを始める人には Ruby があります。プログラミングに関するあらゆる第一歩を覚えるときに、きれいに設計されつつも言語設計上の都合を無理強いしない Ruby に接することは、論理に集中できるとても良い選択です。未だに高校の教科書には BASIC が載っていますが、Ruby にならないものかと常々思っています。
プログラミングは論理的思考力だけでなく予見する力、創造力、(利用する) 人への配慮など総合的な「人間力」をつけるのにとても役に立つと思います。将来プログラマを目指すのではない人にこそプログラミングを経験してもらいたいと考えて今回の本にまとめました。そんなわけで Ruby の真髄とも言えるものをばっさりと削りました。「何を盛り込むか」よりも「何を削るか」を中心に考え、筋道立てて考える訓練をするのに重要なものだけに絞りました。この点が他の Ruby 書籍とは大きく異なっているところでしょう。
既にプログラミングを「楽しんでいる」みなさんの周りに、その楽しさを伝えたい人はいませんか。そんなときに思い出して欲しいのが『Ruby プログラミング基礎講座』です。
目次
プレゼント
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