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今号のプレゼントに、翔泳社様より、『かんたん Ruby on Rails で Web アプリケーション開発』を 3 冊ご提供いただきました。
今回のインタビュイー、arton さんが執筆している本書を 3 冊プレゼントです。
Ruby on Rails の哲学と面白さを、初心者でも実感できる楽しいサンプルプログラムを交えて紹介。Ajax を使った計算機、Ruby-GetText による日本語化、Google Maps API を使った地図検索機能付きブログなど、作っては拡張していく楽しい本。CD-ROM には開発環境とサンプルを収録。
本書で紹介する Ruby on Rails のよい点はたくさんあります。ここではそのうち一番重要な点についてだけ説明しましょう。
それは「複雑なのに簡単」ということです。
元々、Web アプリケーションというのはとても難しく、複雑なプログラムです。それを単純化することで簡単にしてしまおうとすれば無理が生じます。これまでも簡単な Web アプリケーション作成用のプログラミング言語はありました。しかし、簡単にすることの代償が必ず伴っていました。それ以上アプリケーションを発展させるのが難しいとか、複雑なことを行おうとすると途端に敷居が一気に高くなってしまうとか、です。
Ruby on Rails は正直に言えばとても複雑なフレームワークです。本書を読み始めればすぐにわかりますが、CGI のプログラムを 1 本、どこか適当なディレクトリへ置けば動き出すというような簡単さはどこにもありません。たくさんのディレクトリやファイルを利用します。データベースを使うことが前提ですらあります。
しかし、この Ruby on Rails の複雑さはとても重要なことです。複雑なおかげでアプリケーションを拡張したり修正したりすることが簡単にできるからです。たくさん出てくるファイルやディレクトリは逆に、「何をするためにはどこを変えるのか」をわかりやすく教えてくれます。
しかも複雑なのに、実際にプログラムとして書かなければならないことは驚くほど少ししかありません。簡単なものが単に簡単であったり、複雑なものが嫌になるほど複雑であることは、当たり前です。でも、Ruby on Rails は絶妙な「複雑なのに簡単」という不思議な世界を作ることに成功しています。
本書は、手で覚えることを主眼とした Ruby on Rails の入門書です。説明は必要最低限のものに抑えてあります。まずは実際にプログラムを打ち込んで、動かして、そして実際の動きを確認してください。
全部で 10 日間+ 1 日、そのうち 9 日間はプログラム、プログラム、プログラムです。それぞれの日ごとにテーマがあり、最後には自作の Web アプリケーションをインターネットで公開することまでを目的としています。
(本書「はじめに」より抜粋)
2006 年 8 月 6 日 (日)
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