0044 号 巻頭言

Rubyist Magazine 第 44 号をお届けします。

今号はおなじみ Rubyist Hotlinks として大場夫妻へのインタビューの前篇を掲載する Rubyist Hotlinks 【第 33 回】 大場さん夫妻 前編、 めでたく九周年を迎えたるびまのお祝い記事として 【九周年記念企画】 Rubyist Magazine へのたより と郡司さんによる Rubyist Magazine 九周年、 また Fluentd の新たなバージョンである v11 を sonots さんが紹介する Fluentd v11 の噂、 RubyKaigi 2013 での nagachika さんのトークを元に記事化した CRuby Committers Who’s Who in 2013、 久々の他言語からの訪問として Perl の会社で活躍中のたなべさんが Perl での OOP と DSL の実現方法について紹介する 他言語からの訪問 【第 3 回】 Perl、 そして今まで秘密のベールにつつまれていたるびまのアクセスランキングを hsbt さんがご紹介する 0044 号 アクセスランキング、 さらにイベントレポートして RegionalRubyKaigi レポート (39) Tokyu Ruby 会議 06RegionalRubyKaigi レポート (40) 岡山 Ruby 会議 02 という構成となりました。


2013 年 7 月をもって、一般社団法人日本 Ruby の会の第2期が終了しました。今期は RubyKaigi 2013 が開催されるなど大きな動きもあった Ruby の会ですが、今回の巻頭言はその活動報告で代えさせていただきたいと思います。ちなみにいつもの巻頭言と違い、文体がですます体になっているのは、元の活動報告の文体がそうだったからで、他意はありません。


2012年度事業報告

基本方針と概要

当会は 2011 年 8 月をもって、任意団体から一般社団法人へと移行いたしました。2012 年度はそれまでの法人としての基盤整備を踏まえて、一般社団法人になってから初めての大規模カンファレンスである RubyKaigi 2013 を開催するなど、活動の幅を広げました。

RubyKaigi 2013 について

2013 年 5 月に RubyKaigi 2013 を開催いたしました。また、RubyKaigi 2013 開催の翌日には関連イベントとして RubyHiroba が行われ、当会もその開催を支援いたしました。

地域 Ruby 会議支援について

2012 年 9 月に松江 Ruby 会議 04 と札幌 Ruby 会議 2012、2012 年 12 月に福岡 Ruby 会議 01、2013 年 1 月に東京Ruby会議10、2013年3月にぐんまRuby会議01と大江戸Ruby会議03、2013年4月に九州Ruby会議02、2013年6月にTokyuRuby会議06、2013年7月に岡山Ruby会議02がそれぞれ開催されました。

RailsGirls開催支援について

2012 年 9 月と 2013 年 3 月とに 2 回開催された RailsGirls Tokyo、12 月に開催された RailsGirls Kyoto の支援を行いました。

『Rubyist Magazine』について

Rubyist Magazineは9月に第39号、11月に第40号、2月に第41号、5月に第42号、7月に第43号の、計5号を発行いたしました。 また、2013年3月には、Ruby 2.0.0リリース記念の英語版を発行いたしました。

『るりまプロジェクト』支援について

Ruby Reference Manual 刷新計画は、2011 年に doc.ruby-lang.org に移行後も、引き続きメンテナンスを行っています。2013 年に入ってからは、マニュアルやツールの修正・改良のほか、サイトの HTML5 化やリポジトリの GitHub 移行、サードパーティツールのまとめなどを行われました。

Ruby 開発者支援について

2013 年 2 月に一般財団法人 Ruby アソシエーションと共催で Ruby 20 周年記念パーティを開催いたしました。 また、2013 年 2 月と 7 月に Ruby 開発者会議が行われました。

Ruby Conference 2013 渡航者支援について

Ruby Conference 2013 開催に備えて、RubyConf 2013 で発表希望者に対し渡航費を支援する企画を立ち上げました。実際の支援は次年度に行われる予定です。

その他の活動について

2013 年 3 月に日本 Ruby のチュートリアルα版を開催しました。


このように地味ながらも様々な活動を行い続けているのは、イベント等を主催されている方々や、それを支えるスポンサーの方々、そして参加されているみなさまの活躍のおかげです。今年度も引き続きよろしくお願いいたします。

(るびま編集長 高橋征義)